Windows 10へ移行するための実績ある3つのアプローチ – 第4回(6回シリーズ)

著者: Scott Pittman(デルCIO

デルのWindows 10への移行を記録した6回から成るシリーズの4回目です。前回までの項目を読むにはリンクをクリックしてください。

  1. 今すぐWindows 10の導入を始めるべき理由
  2. Windows 10で会社を本格的に始動させる
  3. Windows 10への究極のアップグレードのためにギアを上げる

 

このシリーズの最初の3回の記事では、2017年の年末までにWindows 10の完全標準化を果たす導入フェーズに到達するための実施計画と準備について説明しました。最も簡単な部分から初めて、徐々に難易度の高い作業を行い、より困難なステップの作業に移っています。

我々のWindows 10の導入アプローチは多岐にわたり、新入社員向けの配布と更新、消去と再ロード、アップグレードという3つの異なる標準化のパスをたどっています。

新入社員向けの配布と更新。これまでの標準化の最も簡単な方法は、Windows 10クライアントを新入社員に配布し、さらにデルの更新サイクルを利用することです。デルは、毎年約3分の1のクライアントを更新します。新入社員向けクライアントと共に、更新サイクルを利用してチームによる導入を最小限に抑えることを素早く開始しました。

消去と再ロード。チームメンバーが、以前のOSの消去と再ロードが必要なクライアントの問題をかかえていずれかのテクニカル・サポート・センターにやって来た場合、互換性の問題がないとすれば、現在ではWindows 10が標準の解決策となります。クライアントにOSの完全な再ロードは必要ないがアップグレードの準備ができている場合には、技術者は予防的にアップグレードを勧めます。

アップグレード。計画プロセスの一環として、現在使用されているクライアントのインベントリを調査しました。デル社内の約8,000台のクライアントでWindows 8.1が実行されています。しかし、最も多いのはWindows 7です。コンフィグレーションマネージャを使用して、クライアントのレビューとレベルアップを継続的に実施し、バックグラウンドで更新してアップグレードの準備を整えました。この方法を使用することにより、技術者が介入しなくともWindows 10へのアップグレードが必要なクライアントの95 %を実施することができます。インプレスアップグレードが可能なシステムのリストを使用して、オンサイトチームがアップグレードを利用できるようにしました。

Windows 8.1を実行しているクライアントには、Windows 10へのさらに明確な移行パスがあります。最終的に互換性の問題を解決し、2017年2月上旬からこれら8,000台のクライアントの大量アップグレードを開始します。その後、残るWindows 7クライアントの大規模な移行に移ります。

Microsoftは、デルのアップグレードプロセスがチームに大きな成功をもたらすベストプラクティスに則っていることを確認しています。これまでのところプロセスが逆行することはほとんどなく、技術的というよりもむしろ運用的な性質を見せながら目標に向かって着実に進行しています。次の記事では、アップグレード作業および途中で遭遇した障壁について詳しく説明します。

移行の開始方法の詳細については、「デルのWindows 10向けOS移行コンサルティング」(英語版) を参照してください。