データセキュリティのトレンド: データセキュリティに対する認識の移り変わり

データセキュリティは安全性だけではなくビジネスチャンスをももたらすことが認識されるようになり、ようやくビジネスおよびIT意思決定者の支持を得られるようになりました。

棚上げされてきたデータセキュリティがやっと議題に上り、企業環境においてふさわしい位置に置かれたことになります。ただし、課題はまだ多く残っています。企業がデータセキュリティの利点を認識しても、他のビジネスイニシアチブの妨げとなることなく効果的にセキュリティを組み込むプログラムの開発はたやすくはありません。データセキュリティのニーズに対応するためのツールがそろっていても、テクノロジーに依存するプログラムの実装や拡張はまだ企業が安心できるレベルには達していません。

デルは2015年11月、中間市場と経営幹部の意思決定者がデータセキュリティのトレンドとビジネスへの影響をどのように捉えているかを包括的に把握するための調査を実施しました。調査結果には、7ヶ国のビジネスおよびIT意思決定者1,300人以上からの回答が含まれています。

要点

データセキュリティは経営幹部にとっての優先事項となりましたが、ITチームの67パーセントは予算が十分に割り当てられていないと感じています。

経営幹部のデータセキュリティへの関わりは過去にないほど高まっているものの、ITチームはデータセキュリティの課題に適切に対応するために必要な労力やリソースが割り当てられていないと感じています。

調査によると、意思決定者4人のうち3人はデータセキュリティが経営幹部にとって優先事項であることを認めています。しかし、上級幹部がデータセキュリティに関する課題やツールについて十分な注意を払わず、適切な情報を得ていない懸念があります。また、意思決定者4人のうち3人は経営幹部が現在のセキュリティ対策を強化しようとしていると述べており、半数以上が今後のデータセキュリティの予算拡大を期待しています。

ただし、既存のセキュリティプログラムの強化について考えると、コストが懸案事項になります。53パーセントが将来のセキュリティ機能の追加を期待しない理由としてコストを挙げています。経営幹部が今後5年間でデータ・セキュリティ・ソリューションに十分な予算を割り当てることに強い自信をもっている企業は3社のうち1社のみです。

経営幹部の取り組みは向上しましたが、IT部門はデータセキュリティを適切に組み込むためにビジネス部門からのさらなる支援を必要としています。

データセキュリティへの関心の高まりは、確かな前進です。それでもなお、データ・セキュリティ・プロフェッショナルは経営幹部の教育に引き続き取り組み、誤解を取り除き、使用可能なツールやビジネスチャンスにあふれた世界へと企業を誘い出す必要があります。

IT_Department_V1

データセキュリティへの関心の高まりは、確かな前進です。それでもなお、データ・セキュリティ・プロフェッショナルは経営幹部の教育に引き続き取り組み、誤解を取り除き、使用可能なツールやビジネスチャンスにあふれた世界へと企業を誘い出す必要があります。

従業員のモビリティ制限によるデータ保護は重要な懸案事項です。

あらゆるオフィスのモバイル化がますます進むと言われていますが、実際には企業が考える以上にセキュリティがモビリティの阻害要因となっています。

Employee_Mobility_V2

BoxやGoogle Driveのようなパブリッククラウドサービスを職場で利用する従業員が増加する中、企業はこのようなアプリケーションによって生じるリスクをコントロールできるかどうかを不安視しています。

Public_Clouds_V2

あらゆる脅威の中でも、意思決定者を悩ませているのはマルウェアと兵器化された攻撃です。

データ保護が不可欠である理由の理解は進んでいるとはいえ、多くの企業はまだ自己防衛力に自信を持っていません。

Globe_V1

調査をダウンロード