Windows 10の導入を今すぐ開始する理由 – 連載第1回(6回シリーズ)

Scott Pittman、デルCIO

新しいWindowsオペレーティングシステムの導入作業は複雑です。大企業でも中小企業でも、新しいオペレーティングシステムの特長や機能のメリットに対して、導入作業のためビジネスを中断するリスク、社員の変更に対する抵抗、およびコストのバランスなど、多くのことを検討する必要があります。 

移行を検討するときには、次の2つの重要な質問に答える必要があります。

1)長期的な利益から短期的なリスクに見合う価値を得られるかどうか。
2)得られる場合、導入開始に最適なタイミングはいつか。

以前のバージョンに対するWindows 10 の優位性を考え、わたしたちは、これらの質問に対する答えが明確に「はい」であり、「」だという結論に達しました。現在Windows 10への移行を検討しているお客様、もしくは既に導入を始めているお客様のために、わたしはこの一連のブログ記事で、デルのIT部門が導入を実施する中で経験した、または現在経験している技術的なプロセスと指針的な面の両方について解説します。詳細な計画、タイムライン、初期のユーザーテストの結果、そして特に途中で起きた障害など、これらのすべてを今後の投稿で詳しく説明します。さらに、準備段階で評価のために使用し、また、迅速な移行を可能にするために実際の導入の段階で使用したデルのツールと製品についても詳しく解説します。

デルでは次の4つの理由からWindows 10の採用を決定しました

何よりもまず、セキュリティ: Windows 10は、64ビットUEFIとセキュアブートを基にして構築された強固なセキュリティモデルを提供し、これには資格情報カードとデバイスガードという高度なセキュリティ対策が含まれています。これらのコンポーネントを活用し、最初にPass-the-Hash攻撃を防止し、次にエクスプロイト、ウイルスおよびマルウェアを排除します。Windows 10ではこれらをはじめとした多くの機能の導入によって、これまでのWindowsの中で最もセキュリティが強化されたバージョンになっています。

生産性:Windows 10は、昨年 (2015年) にリリースされ、既に3億台を超えるデバイスで実行されています。多くの社員がWindows 10を既に自宅で使用している可能性があり、環境に慣れて親しんでいるので、職場での採用に関する心配が緩和されています。Windows 10には、スタートメニューの復活など、要望のあった以前のバージョンの機能もいくつか組み込まれています。また、Continuum(コンティニューム:近年人気のある2-in-1デバイスで、従来のデスクトップモードからタブレットモードへのシームレスな移行を可能にする機能)や、Windows Hello(高度なバイオメトリクス機能)などのユーザーを重視した追加拡張機能によって、Windows 10は、さまざまなビジネスでの生産性向上に貢献します。

管理:Microsoftの新しいWindows as a Service配信モデルでは、毎月の更新で最新の機能を提供し、半年ごとのアップグレードでクライアントシステムのセキュリティレベルのベースラインを維持します。次世代の機能を2、3年待つことはなくなりました。Windows 10のリモートインストールとセルフインストール機能により、OSの効率的で迅速な導入が可能になり、ユーザーエクスペリエンスが向上するだけでなく、IT担当者が各デスクまで出向いて物理的に操作する必要がなくなるので、IT部門の時間とコストも大幅に削減されます。Microsoftはまた、以前のバージョンのOSからのアップグレードの信頼性と効率も向上するようにWindows 10を設計しています。

デバイスのエコシステム全体での可用性:Windows 10に対応したデバイスは、統合されたエコシステムの一部としてデータに簡単かつ安全にはアクセスできます(365やOneDriveがその例です)。これは特に急速に増えているモバイルワーカーにとって重要です。

デルは、今年の年末までにWindowsエンドポイントの30%をWindows 10に移行することを目指しており、2017年の年末までには移行を100%完了する予定です。MicrosoftのWindows 10 Deployment Partner of the Yearを新たに受賞したデルは、導入前、導入中、および導入後のそれぞれのフェーズで多くの計画が必要なことを熟知しています。Windows 10の自社での展開をこれから検討しているとしても、遅れを心配する必要ありません。ただし、今こそ準備を開始するときです。